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塗装業界の現状。。。現場管理の重要性とは。。。
全国の塗装屋さんは、コンビニの数より多いと言われています。
- 公共事業の塗装中心の塗装屋さん
- ハウスメーカーの新築工事が中心の塗装屋さん
- ハウスメーカーのリフォーム塗装工事が中心の塗装屋さん
- 全国に営業所を持つ塗り替え工事中心の塗装屋さん
- 地場のリフォーム屋さんの塗装部門を請け持つ塗装屋さん
- 家電量販店からの塗装工事依頼を請け持つ塗装屋さん
- ガス会社からの塗装工事を請け持つ塗装屋さん
- フランチャイズ加盟店の塗装屋さん
- ホームセンターからの塗装工事を請け持つ塗装屋さん
- 親子で営む街の塗装屋さん
- ポータルサイトからの依頼を請ける塗装屋さん
- コンサルタント会社と提携する塗装屋さん
上記の塗装屋さんから孫請けとして実際の工事を行う塗装屋さんを含むと、ものすごい数になりますね。
誰が元請けになり、工事を受注しても500万円未満であれば問題ありません。
500万円以上の工事を請け負うためには、県知事の許可が必要となります。
⇓こちらが当社の許可番号となります。
塗装工事業の他に、防水工事業・屋根工事業・内装仕上工事業の3つを追加取得しています。
一般住宅の塗り替え工事で500万円を超える工事はほとんど無いので、誰でもすぐに塗装業を始められます。
また、近年は塗料の種類や機能も大きく変わり、どんな塗料で塗られるか?という事も重要です。
そして、最大限に注意してほしい事は、
塗装工事全般、外壁塗装・屋根塗装をはじめとする塗り替え工事は職人の手作業によるものです。
ですから、誰が管理して、誰が塗るのか?
という事が重要になるわけです。
最近思うのですが、腕の良い塗装職人は確かにいます。
しかし、それだけでは現在の塗装業界についていけません。
日々変わる情報の中で、必要な情報を嗅ぎ分けてお客様に反映させる事が重要です。
マナーや安全面もしっかりと勉強してこそ、プロフェッショナルと言えるでしょう。
そして、そんな職人が技術を継承しつつ、現場管理業務を担うことがこれから大切です。
現場管理の重要性
【ご近所への挨拶】
当然の事ですが、工事が行われる場合には騒音や臭いでご迷惑をお掛けします。
ご挨拶に伺うのが常識です。
ポストにご挨拶文をいれるなど、対面をさける場合もあります。
【施工中の安全管理】
塗装工事を早く終わらせようとすると、安全管理が疎かになりがちです。
ヘルメットの着用や、長袖での工事は常識中の常識。
それすら守らない塗装職人は多いです。
これは、現場責任者の考え方次第で大きく変わります。
『怪我をしてしまったら、施主様にご迷惑とご心配をお掛けすることになる。』
と考えられる責任者は安全に気を配り、指示書を確認しながら上質の塗装工事をします。
しかし、ヘルメットを面倒だと思い、暑いから半袖で現場作業してしまう塗装職人は、作業が最優先。
お客様への気遣いではなく、自己満足の達成感を優先してしまいます。
塗装業界に入り、30年弱。たくさんの塗装職人さんを見てきましたが、技術も知識も安全対策も勉強している塗装職人は、ほんの一握りです。
ですから今、そんな塗装職人がひとりでも増えるように育成中です。
【施工内容の指示・申し合わせ】
親方が営業も現場も管理もする一人親方の場合などは、この必要はないですが、3現場以上を同時に行う場合には施工の指示が必要です。
親方が全ての工事を行うのは不可能ですから、手書きでもいいので指示書がないとトラブルとなります。
やってくれるだろう。という曖昧な考えからお客様のご要望と違う仕上がりになる可能性もあります。
【気象条件との調整】
天気に左右される塗装現場ですから、工事の期間にズレが出る事は多々あります。
天気次第では休日や祝祭日に塗装作業を行うこともしばしば。
現場の職人と連携を取り、最善策を考えお客様にお伝えするのも重要です。
【中間検査と本検査】
行われているようで行われない検査。
塗り替え工事は、綺麗になって当たり前なのでパッと観て終わり。なんて業者も多いです。
検査員も、塗装経験がない人だと職人の粗さを見抜くのが難しいかもしれませんね。
バタバタと足場が組まれ、気が付いたら足場取れてた。なんてケースもあります。
キチンと品質管理を行う場合には、検査書類などを準備して現場職人にも品質の重要性を学んで貰うようにします。
【まとめ】
塗り替え工事は、どんな塗装会社に頼むかで明暗が分かれます。
塗装会社の数が多い上に塗料の種類も様々。
その上、どんな塗装職人が来るのかも不透明な場合が多いです。
現場管理を誰が行い、どんな連絡方法で連絡を取り合うか?などは契約前に確認されると良いでしょう。
現場の安全管理や品質管理をしっかり行う塗装会社は数が少ない。
それは、何もなければ必要のない経費だから。
特に訪問販売や個人の塗装屋さんはこの部分に力を入れにくい傾向です。
お客様もどんな営業姿勢の業者に頼むべきなのか?
予算だけでなく、一歩引いた位の間隔で考えれれる良いかもしれませんね。