屋根塗装

屋根塗装の種類

コロニアル屋根

特徴は、その軽さにあります。瓦と違い万が一落下しても、人が深刻な怪我をするような事はありません。 色・形状などはいろいろな種類があり選ぶことができます。プレスセメント瓦と同様に塗膜が劣化していくと、耐水機能が落ちてしまうので環境や上塗り材にもよりますが約10年に1回は塗り替えが必要になってきます。注意しなければいけないのは重なり部分です。塗装を重ねるとすき間を埋めてしまい小さなすき間から水分を吸い上げてしまいます。ちょうどティッシュペーパーを水に浸した時の様な感じです。これを毛細管現象と呼びますが、必ずそれが起きないように処置を行わなければいけません。

Before
After

痛み出す症状

  • 表面塗膜の劣化
  • カビ、藻の発生
  • 笠木(屋根の頂点部)の釘のゆるみ、抜け
  • トタン部の腐食

説明

他の屋根と同様に劣化の状態で価格に差がでてきます。下塗りの回数、種類が異なるからです。もちろん上塗り材の種類によっても差がでてきます。外壁塗装と同時に塗装される事が多いと思いますが、外壁仕上げ材よりランクが上か同レベルのものを推奨いたします。なぜなら、外壁よりも風雨にさらされ紫外線の影響も多く受けるからです。最近では耐久性+遮熱性の材料が使われるようになりました。

乾式洋瓦屋根

乾式洋瓦とは、着色スラリー層のあるセメント瓦の事です。乾式洋瓦は、オーストラリアのモニエル社とクボタ社が共同で開発し、日本に技術導入された事から、主にモニエル瓦と呼ばれています。屋根材メーカーによっては、モニエル瓦、クボタ瓦、スカンジア瓦とも呼ばれており形状は、和型、洋型、平型、S型等の種類があります。乾式洋瓦はセメント製品なので、経年劣化が生じます。経年劣化により耐水性が低くなり、非常に素地が脆弱になります。

Before
After

痛み出す症状

  • スラリー層(表面塗膜)の劣化・変色
  • カビ・藻の発生
  • 棟・谷部からの漏水
  • 地震等による破損

説明

新築時にモニエル瓦は塗り替えの必要がないと施工側から告げられ、施主様はそれを信じておりガッカリされるお客様も多いのが現状です。
高圧洗浄による下地調整が不十分な状態で塗装を行うと、塗装後早期に塗膜が剥離する恐れがありますので入念な洗浄が不可欠です。塗装工程が最低3回塗り必要です。メーカーによっては5回塗り以上する必要もあり、コロニアル屋根よりコストが掛かります。

プレスセメント瓦

セメントをプレスして作られた屋根材です。最近では陶器瓦に載せ替える場合も多く工事自体も少なくなってきたのが現状です。上を歩く時は体重の乗せ方で割れてしまう場合もあり注意が必要です。コロニアル材と同様に塗膜が劣化していくと、耐水機能が落ちてしまうので環境や上塗り材にもよりますが約10年に1回は塗り替えが必要になってきます。和瓦や洋瓦などの種類もあり、様々なメーカーから発売されています。最も注意しなければいけないのが、乾式洋瓦との区別です。一般的にはモニエル瓦と呼ばれている瓦ですが、見た目では判りづらい場合もあり施工手順や下塗り材が違うため注意が必要なのです。

Before
After

痛み出す症状

  • 表面劣化による割れ
  • 塗装のハガレ
  • カビ、藻の発生
  • 鉄部の腐食(外壁との境目)

説明

他の屋根と同様に劣化の状態で価格に差がでてきます。下塗りの回数、種類が異なるからです。もちろん上塗り材の種類によっても差がでてきます。外壁塗装と同時に塗装される事が多いと思いますが、外壁仕上げ材よりランクが上か同レベルのものを推奨いたします。なぜなら、外壁よりも風雨にさらされ紫外線の影響も多く受けるからです。

ガルバリウム鋼板屋根

ガルバリウム鋼板は、アルミニウム55%、亜鉛43.4%、シリコン1.6%から成る、アルミ亜鉛合金めっき鋼板の事です。アルミニウムの特徴である耐食性、加工性、耐熱性、熱反射性と、亜鉛の特徴である犠牲防食機能を掛け備えた、従来の鋼板よりも耐久性に優れたあらゆる用途に対応できる画期的な鋼板です。最近ではほとんどの屋根に使用されており様々な形状で家を守っています。東日本大震災後は、瓦屋根に替わり需要が増えているようです。軽量で高耐久、落下の心配がないのも選ばれる理由かもしれません。

Before
After

痛み出す症状

  • 塗装製品の場合は塗膜の劣化・変色
  • カビ・藻の発生
  • 取り合い部のシーリング材の劣化

説明

表面の塗装が劣化すると美観が悪くなりますので、再塗装が必要の場合もあります。またガルバリウム素地(シルバー色)の場合は劣化など少ないので塗装の必要はありませんが、遮熱性能や美観などから塗装する場合もあります。下地処理(サビ落とし)の必要がない分費用はトタン屋根などより抑えられます。仕上げ塗料の種類によって費用は異なるのが当然ですが、熱による劣化も早いことから高耐久の塗料が選択される事が多いです。

折板屋根(せっぱん)

トタン屋根と材質的には変わってきませんが、最大の違いは取り付けにネジが使われる事が多いことです。どちらかというとネジが先に劣化してしまいます。塗装の際はネジの劣化防止処理が必要となります。雨もりの原因となるからです。一般的には厚みが0.5~0.8mm程度の物が使用されていて一般住宅より、工場・車庫・事務所・店舗などに多く使われています。最近では、ガルバ二ウム鋼板(アルミ55%、亜鉛43.4%、シリコン1.6%からなる合金めっき鋼板)が主流となってきました。トタンより耐久性が3~6倍あると言われています。

Before
After

痛み出す症状

  • 塗膜の劣化
  • 赤サビの発生
  • 取り付けネジの劣化
  • ネジ部からの雨もり
  • カビ、藻の発生

説明

他の屋根と同様に劣化の状態で価格に差がでてきますが、まず注意したいのはネジの処理方法です。防水処理や保護キャップを取り付けるなどの方法があり価格に差がでてきます。次に注意したいのは、下塗り材のサビ止め塗装です。きちんとサビを除去してから塗装するわけですが、劣化が激しい部分は当然サビ止め塗料を塗り重ねる必要があります。(タッチアップ作業) 上塗り塗料も大切ですが、この作業が屋根の寿命を左右します。また、2回目以降の塗装となると前回塗装した塗膜によっては、全面ハクリが必要となる場合もあります。外壁やコロニアルの下塗り材にもランクがありますが、サビ止め塗料にもランクがあります。やはり最近では、耐久性+遮熱性の上塗り塗料が使われるようになりました。

トタン屋根

トタンとは薄い鋼板に亜鉛めっきをしたものを言います。雨もりに強い屋根ですが、サビの進行には要注意です。一般的には厚みが0.4㎜程度の物が使用されていますので、サビの進行が行き過ぎると穴が開いてしまう場合もあります。積雪の多い地方などでは、急こう配の屋根に多く使用されています。周りを外壁材で囲んである場合もあり、地上からなかなか確認しづらい場合もあります。最近では、ガルバ二ウム鋼板(アルミ55%、亜鉛43.4%、シリコン1.6%からなる合金めっき鋼板)が主流となってきました。トタンより耐久性が3~6倍あると言われています。

Before
After

痛み出す症状

  • 塗膜の劣化
  • 赤サビの発生
  • サビの進行による破損
  • カビ、藻の発生

説明

他の屋根と同様に劣化の状態で価格に差がでてきます。注意したいのは、下塗り材のサビ止め塗装です。きちんとサビを除去してから塗装するわけですが、劣化が激しい部分は当然サビ止め塗料を塗り重ねる必要があります。(タッチアップ作業) 上塗り塗料も大切ですが、この作業が屋根の寿命を左右します。また、2回目以降の塗装となると前回塗装した塗膜によっては、全面ハクリが必要となる場合もあります。外壁やコロニアルの下塗り材にもランクがありますが、サビ止め塗料にもランクがあります。やはり最近では、耐久性+遮熱性の上塗り塗料が使われるようになりました。

カバールーフ工法について

最近特に需要が多いのが、このカバールーフ工法です。既存の屋根材を撤去しないため、撤去処分費用が掛からず、プラス断熱効果も上がる事から人気です。主にコロニアル屋根に採用されますが、トタン屋根の上に施工される場合も増えています。当社でも協力会社と力を合わせ施工が可能です。塗装会社ですが、塗装出来る範囲を超えている屋根に塗装はお勧め致しません。10年20年先を考え、お客様のライフスタイルに合った工法をご提案させていただきます。費用は、屋根と屋根の間に断熱材をいれるかどうか?屋根の形状や勾配によって変わります。築30年以上のコロニアル屋根やトタン屋根などはご検討ください。

施工例1

Before
After

施工例2

Before
After