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欠陥塗装⑥
「10年保証」の落とし穴
“保証年数”より大切なのは「保証の中身」です
外壁塗装の説明で、よく耳にする言葉。
「当社は10年保証ですから安心です。」
たしかに、10年と聞くと安心します。
ですが――
保証は“長さ”より“内容”がすべてです。
ここを理解していないと、
いざという時に守られない可能性があります。

■ 「10年保証」の正体
同じ“10年保証”でも、
✔ 何を保証するのか
✔ どこまで保証するのか
✔ 誰が保証するのか
は会社によって大きく異なります。
年数だけでは比較できません。
■ よくある落とし穴①
剥離のみ保証(色あせは対象外)
保証対象が
「著しい剥離・膨れ」
のみというケースがあります。
つまり、
・色あせ
・艶引け
・チョーキング
は保証対象外。
お客様が一番気になる“見た目の劣化”は、
保証外ということも少なくありません。
■ よくある落とし穴②
免責事項が細かすぎる
保証書には小さな文字で、
・剥離が全体の90%以上の場合
・塩害の影響がある場合
・下地起因は対象外
と記載されている場合があります。
結果的に、
「ほとんどのケースが保証対象外」
という状況になることもあります。
■ よくある落とし穴③
施工店保証のみ
保証が施工店独自保証のみの場合、
万が一、会社がなくなれば
保証は実質消滅します。
メーカー保証が付いているのか、
保証の主体は誰なのか。
ここは必ず確認すべきポイントです。
■ よくある誤解
塗料保証=工事保証ではない
塗料メーカーの保証は、
塗料そのものの品質保証です。
施工ミスが原因の場合、
メーカーは責任を負わないのが一般的です。
ここを混同している説明も少なくありません。
■ なぜ保証が強調されるのか?
保証年数は“数字”です。
10年
15年
20年
長いほど安心に感じます。
ですが本当に重要なのは、
保証を使わなくて済む施工がされているかどうか。
適正な下地処理
正しい塗布回数
適切な材料選定
これがあってこそ、
保証は“保険”として機能します。
■ 確認すべき5つの質問
① 保証対象は何ですか?(剥離のみ?美観も?)
② 免責事項は何ですか?
③ 施工店保証ですか?メーカー保証ですか?
④ 書面で保証書は発行されますか?
⑤ 定期点検条件はありますか?
この5つを確認するだけで、
保証トラブルの多くは防げます。
■ 冨山塗装の考え
私たちは、保証年数を“売り文句”にはしません。
大切なのは、
✔ 工程の透明性
✔ 材料の明確化
✔ 一級塗装技能士による管理
✔ 全工程写真報告
結果として保証がある。
それが本来の姿だと考えています。
また、今年から第三者保証制度を導入し
お客様と自社を守る取り組みに着手しています。
それでも、塗ることよりも、間違えさせないこと。
10年後に
「保証があってよかった」ではなく
「問題が起きなかった」と思っていただく工事を基準にしています。
次回はいよいよまとめ。
【欠陥塗装を防ぐための5つの質問】
これを知っているだけで、
後悔の確率は大きく下がります。

株式会社冨山塗装
三代目社長 冨山達也
