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欠陥塗装② 下地処理不足
実は、塗る前で寿命の8割が決まります
外壁塗装というと、
「どんな塗料を使うか」に目が向きがちです。
無機塗料
フッ素塗料
シリコン塗料
ですが、現場を知る立場から言えば――
寿命の8割は“塗る前”で決まります。
その工程が「下地処理」です。
下地処理とは何か?
塗る前に行う、
✔ 高圧洗浄
✔ ケレン(サビ・旧塗膜除去)
✔ クラック補修
✔ シーリング打替え
✔ 下塗り材の適合確認
これらすべてが下地処理です。
例えるなら、
塗装は“化粧”
下地処理は“肌の状態”。
どれだけ高級な塗料でも、
密着していなければ意味がありません。
なぜ下地処理不足が起きるのか?
理由は明確です。
手間がかかる。時間がかかる。
高圧洗浄を十分に行えば乾燥時間が必要。
クラックを丁寧に補修すれば工期が延びる。
シーリング全面打替えは材料費も人工も増える。
しかし完成後には見えません。
ここが、欠陥塗装の温床になりやすい部分です。
実際に起きやすい症状
✔ 塗膜の早期剥離
✔ ひび割れの再発
✔ シーリング破断
✔ 雨水侵入
✔ サビの再発
「塗料が悪いのでは?」と疑われますが、
原因は下地処理不足というケースが少なくありません。

3年以内に症状が出るケース
通常、適切な施工であれば
3年以内に大きな問題は起きにくいものです。
それにも関わらず、
・短期間での剥がれ
・目地の早期破断
・膨れや浮き
が出る場合、
塗料よりも“密着不良”を疑う必要があります。
見抜くためのチェックポイント
✔ 高圧洗浄の写真があるか
✔ クラック補修の工程写真があるか
✔ シーリングは「全面打替え」か明記されているか
✔ 下塗り材の種類が明記されているか
✔ 乾燥時間の説明があるか
これらが明確でなければ、
塗装の寿命は安定しません。
「安さ」と下地の関係
価格競争が起きると、
削られやすいのは“見えない工程”。
下地処理はまさにそこです。
だからこそ、
価格だけで判断すると
後から修繕費という形で跳ね返ってくることがあります。
冨山塗装の基準
私たちは、
塗る前の工程に最も時間をかけます。
✔ 下地工程の写真報告
✔ 一級塗装技能士による管理
✔ シーリングは基本全面打替え
塗ることよりも、間違えさせないこと。
10年後、20年後の状態を基準に考えています。
次回は、
【欠陥塗装③ 知識不足が招く下塗り材選定ミス】
契約書に書かれていない“落とし穴”を解説します。

三代目社長 冨山達也
