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「大幅値引き」の裏側で、何が起きているのか
― 塗り替え工事で実際に多発している“見えない仕様変更” ―
「相見積もりを取ったら、思っていたより大幅に安くなった」
「最後に“頑張りますよ”と言われて、さらに値引きされた」
一見すると、とても良い話に聞こえます。
しかし近年、塗り替え工事の現場では、値引きの裏で工事内容が密かに変えられてしまうケースが増えています。
しかもその多くは、施主様が気づかないまま工事が終わり、
数年後に不具合として表面化するという、非常に厄介なものです。
値引き=業者の利益が減る、という現実
塗装工事は、材料費・人件費・管理費など、あらかじめ原価が決まっている工事です。
つまり、大幅な値引きを行えば、その分どこかで帳尻を合わせなければなりません。
実際に多いのが、次のようなケースです。
・下地処理工程を簡略化する
・ひび割れ補修の範囲を減らす
・本来3回塗りのところを2回にする
・説明していた塗料より、グレードの低い塗料に変更する
これらは、完成直後の見た目ではほとんど分かりません。
「説明されていない仕様変更」が最も怖い
特に問題なのは、
「値引き=仕様変更」という説明が、きちんと行われていないケースです。
・契約書や見積書に詳しい仕様が書かれていない
・「一式」表記が多く、後から確認できない
・専門的すぎて、質問しづらい雰囲気だった
この状態で工事が進むと、
施主様は“何が省かれたのか”を知る術がありません。
そして数年後、
「塗膜が早く剥がれた」
「ひび割れが再発した」
「こんなはずじゃなかった」
という形で、後悔につながってしまいます。
値引き自体が悪いわけではありません
誤解してほしくないのは、
すべての値引きが悪いわけではないということです。
工事時期や足場の兼ね合い、施工条件によって、
正当な理由で価格調整が入るケースもあります。
重要なのは、
・なぜ安くなるのか
・どこが変わるのか、変わらないのか
・工事内容は当初と同じか
これを、はっきり説明してくれるかどうかです。
見積書で必ず確認してほしいポイント
値引き後の見積書では、次の点を必ず確認してください。
・塗料名(メーカー名・商品名)が変わっていないか
・塗装工程(下塗り・中塗り・上塗り)が明記されているか
・下地処理内容が削られていないか
・「一式」表記ばかりになっていないか
ここが曖昧なまま契約するのは、非常にリスクが高いと言えます。
不安を感じたら、立ち止まることも大切です
塗り替え工事は、10年・20年先まで建物を守るための工事です。
その場の価格だけで判断すると、結果的に高くつくこともあります。
「安くなったけど、理由が分からない」
「値引き後の説明が曖昧だった」
そう感じた時点で、一度立ち止まる勇気を持ってください。
当社では、
・他社見積りの内容確認
・値引き後の仕様チェック
・契約前の不安相談
こうしたご相談だけでも対応しています。
売り込みや契約を目的とした場ではありません。
後悔しない選択のために、まずは“知ること”から始めてください。
