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訪問販売の塗装業者は。。。
全国展開をしている塗装会社に多い形態が、訪問による販売です。
私たちの住む茨城県でも、訪問販売系の塗装業者はたくさんいます。
ひと昔前までは、ローラー作戦でひたすらピンポンをしていたと思います。
団地に4~5人降ろされ、さぁスタートです。少しでも『興味がある』と思われたら、近くに待機している上司がすかさずクロージングに呼ばれ契約まで持っていきます。まさにスピード勝負。。。
相見積もりなんて取らせないで色々な特典や値引きをぶら下げ、印鑑を押させるのです。
営業マンは完全歩合制の場合が多いので、『どうやって興味を持たせるか』を勉強しています。
良い仕事をするとか、お客様の為になんて考えている暇はないのです。
工事を契約させてから、塗装職人を探す場合もあり、工事品質はバラバラになる可能性が高い。
そこが同一品をいかに多く販売する物販系の訪問販売とは違いますね。
断らせない営業書物まで販売されていますから、正に心理学の域ですね。
ところが我々技術職人集団は、良い仕事さえしていれば仕事は来る?!と勘違いをしていて、営業の努力をしてきませんでした。
技術は有るのに、仕事が無い。。。
時代の流れで、新築工事の塗装工事など皆無に等しい状況。
公共事業も値段のたたき合い。。。公共事業に慣れている一部の塗装業者に頼み込んで下請け・孫請けをする。。。
そんな状況でしたから、営業専門会社の下請け工事をするしかない。。。安くても仕事が無いよりはましだ。
きちんとした仕事をしたくても、とても出来るような金額では請けさせてもらえないし、金額の話をして次の仕事をもらえなくなったら大変だ。
『我慢しよう。。。でも手を抜くしかないんだよな。。。この金額では。。。お客様ごめんなさい。。。』
最後のしわ寄せはお客様に行ってしまう。
これが現実なんです。
今は、チラシを入れてから数日後に電話か、訪問をするようです。
水戸市近郊の市町村では、現場周辺営業と称して、わざと塗装職人の作業着を着て訪問していく、『職人なりきり営業』も多いようです。
熱心と捉えさせる!
胡散臭いと感じさせない!
はっきりと断れない人をひたすら探す!
茨城県民は優しい人が多い。
田舎町のほうが、訪販にスレていないので一通り訪問して回る。
玄関ドアを開けさせれば勝ちが大きく近づく。
わざと雨の日に訪問する。
わざと震えながら玄関前に立つ。
心理戦で勝負します。
さらに、最近ではパートさんがテレアポし、対応が悪くなければお礼のお手紙が届くようです。
とにかく初回アポイントが重要ですから、テレアポマニュアルで全て管理されています。
アポイントを取るまでが仕事です。
とは言っても、正直大変な仕事だと思います。
私たちも負けてはいられませんね。どんどんアピールして職人が輝けるステージを作らなければ!
もちろん、訪問販売が全て悪いわけではなく、中にはきちんと仕事をしている業者もいます。
現に私の知人にも居ます。
ですから、そういった確立が高くなる可能性があるということを覚えておいてください。
当社でも、パートナー塗装業者がおります。
15人前後で動いてもらっていますが、当社の正社員が行った場合にかかる労務費+経費で、同じ内容を施工してもらいます。
もちろん、管理は当社正社員、有資格者が行いますし、パートナー塗装業者も一級塗装技能士を責任者が持っている事が最低条件です。
大工工事や板金工事も受注が増えておりますので、社員2名が2級建築施工管理技士を取得しました。
パートナー業者さんには、施工方法やマナーなどを覚えてもらい、WinWinの関係でお客様に笑顔をお届けしています。
以前は、すべての工事を自社で行っていましたが、正社員でないと出来ない工事(特殊工事)などが増えてきて、塗り替え工事のお客様を待たせてしまいお叱りを受けたことがありました。
ですので、管理者を育て今の体制になっています。
体制作りに約5年かかりましたが、更なる体制強化を図っていきます。
もっと詳しく知りたい方は、小冊子第4弾をお申込みください。
ここには書けない事が書いてあります。
最新更新日 2022.1.18